表5・5−4 ロジットモデルのパラメータ
(b)予測結果 本プロジェクトによる旅客需要の効果を把握するため、想定年次において速度向上を行う場合(WITH)と行わない場合(WITHOUT)を予測することとした。具体的には、WITHでは輸送条件に新スプリンターの時間短縮のみが加わり、WITHOUTでは現在の輸送条件と同一である。 (表5・5−5)に、OD別の交通機関別交通量の予測結果を示す。2003年の鉄道のシェアは、対象としたODの合計でみると、WITHがWITHOUTに比べて、3ポイント上昇し、交通量では1日当たり往復約1,200人の増加である。この増加の内訳は、道路系から約700人、航空から約500人の転移によるものである。鉄道の増加重をOD別にみると、バンコク首都圏〜チェンマイ間のODが約500人で最も多く、その8割近くが航空からの転移で占めている。
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